プログラミングスクールの価値を計算してみた

最初にぶっちゃけちゃいますが、3か月でITエンジニア!の類は相当厳しいです。
ただ、それでも私は通う価値があると思います。ということでその価値を体験をもとに計算してみました。私が通ったのは下記の講座の6カ月版。


まず48回分のマンツーマンカウンセリングの価値ですが、ココナラなどで頼むと


だいたい1時間当たり5000円くらいが相場です。
そこから逆算すると48×5000円=24万円。加えて、下記の利点があります。
まず①がおおきいです。Aidemyを始めると、給付金をもらうために必修の科目がまず示されますが、いったんそれは無視してPythonの活用方法の全体像を教えてくれる講義から受け始めた方が良いと思います。こうすることで、自分の業務の何に活かせそうかが分かります。いきなりプログラミングという名の大海に放り出されても、何をしていいか分からずまごつくだけです。そういう意味でも、体系的にまとめられた教材は必要ですし、その中から「どれを自分の業務に採り入れるか」を学ぶことは重要です。
例えばエクセルデータの切り貼り更新、資料のフォルダ移動・保存、定型メールの送信自動化などです。私はこれくらいしかできるようになりませんでしたが、正直それで十分です。これ以上の内容が必要なら、習うよりも必要に応じて外注すればOK。
それくらいの現実的な目標設定から入れば、途中で挫折しないと思います。機械学習だのAIだのフワフワした具体的でない目標から入ると、かなりの高確率で挫折すると思います。
冷静に考えてほしいのですが、機械学習のコードをごりごりかけるようなエンジニアは理系の大学院にまで行って勉強しているわけです。膨大な時間と、80万程度では済まない金をかけています。3か月でそれに追いつこうというのは少々虫が良すぎる話だと思います。



そして大事なのが
自分のデスクワークでPythonが使えそうな定型業務を見つける→
②Slackや③自習室で聞きまくる。
この価値とマンツーマンカウンセリングの価値24万円を足せば50万円分位にはなると思います。
つまり、給付金を使えば元がとれます。「その程度かよ」と思うかもしれませんが、最低限の基礎を身に着けると何ができるか。
外注できるんです。Pythonについて何も知らないと外注もできません。でも、基礎さえ知っていれば、
「こんな感じの定型業務を自動化したいんですよ~」とお願いできる。ゴリゴリの案件ならクラウドワークスやランサーズになりますが、自分の身の回りの業務効率化ならココナラが一番リーズナブル。


形式は同じまま、ダミーデータを作って渡してお願いする。後はそれをちょっと手直しして実戦投入。
これだけでめちゃくちゃスピードアップできます。
これでどんどん定型業務に割かれる時間を削っていきます。デスクワークの種類にもよりますが、大体1・5倍速くらいにはなると思います。
これに今まで紹介してきた設備投資を組み合わせれば、軽く倍速以上になります。
これで残業ともおさらば。浮いた時間を副業に回す。
最後にちょっとコツなのですが、カウンセリングの際は社員よりも副業でメンターをやっている人を選んだ方が良いと思います。



社員よりも副業者の方がいいの?と思う人もいるかもしれません
これには理由があります。社員の中にはプログラミングスクールの卒業生(つまり実務でITエンジニアレベルにまではいけなかった)人も含まれています。それに対し、副業者は本業でゴリゴリ実務をしています。
カリキュラム外の実務に沿ったことを教えられるのはどちらか。自明です。ちなみに・・・
平日の20時以降や、土日にしか自習室に現れないメンターが、副業者の可能性が高いです。
私は業務の効率化だけではなく、Twitterなどから情報を集めてきて、商品キーワードに対して顧客のペルソナ像を分析するプログラムまで作ることができました。副業メンターのおかげです。正直、案件開発レベルです。多分普通に会社対会社で頼んでいたら数十万円はかかっていたのではなかろうか。
それを自分の資産として持てるのだからありがたい。機械学習部分だけ必要に応じてアップロードするだけでずっと使えるし。自習室と48回のカウンセリングで数十時間は聞けた上に、実務で使える各種効率化プログラム等も手に入ったので、100万円分位もとはとったと思います。
ただ、受け身でカリキュラム受けているだけの人なら、70%給付金で補助されたとしてももとは取れないでしょう。
主体性が大事





