生産性アップの後に現れる壁「資格教」

生産性アップの工夫をしまくると、時間が生まれます。在宅勤務だと通勤時間も削れるので、なおさらです。その時に出てくる願望が
「資格取りたい」です。
私もそうでした。「副業 役立つ 資格」で検索し、資格学校のセールストークを見て目の前の現実から逃げようとしました。結果が出るかも分からない副業に全力を投じる勇気がなかったのです。
それに比べて資格試験は明確な目標ができます。持て余した時間を使うのには最適・・・に見えます。
もちろん、その資格が有効な場合はあるでしょう。
ただ、その資格だけで安心を手に入れるには、それこそ弁護士や税理士といった業務独占資格でないと無理だと思います。そして、稼げる独占資格にはだいたい実習期間が必要です。半年~2年とか様々ですが、その間会社を休むわけにもいきません。副業で稼げる独占資格となると、さらにハードルがあがります。
所属が経理畑なので本業を兼ねて・・・などでもない限り、資格取得自体をお金に結び付けることはなかなか難しいかと。


分かるんです。その悩む気持ち。資格を取って安心したい気持ち。明確な目標を設定したい気持ち。ただ、
私自身かなり彷徨い、国家資格も含め20個位とりましたが、直接資格自体がお金に結び付いたケースはありませんでした。
それが現実でした。
特にビジネスモデルを自分で作るタイプの副業は、とにかく回り始めるまでに時間がかかります。最初の1円が遠い。その間ブラウザには、何度も資格教の広告が出ますし、これをこらえて儲かるか分からない副業に取り組むのは本当に精神力が必要です。
きつい場合は
「少し休む」
「時間切り売り型で目に見える形でお金を稼ぐ」
して休み休み進めるのをおすすめしたいです。



例えば補助金の採択待ちの時間、外注したホームページが完成するまでの時間などは、本当に気持ちだけ焦ります。
そういう時間が生じることを割り切って、時間の使い方を決めておくといいと思います。
「時間を手っ取り早く切り売りできる副業を持っておく」
「同時並行で応募できそうな補助金探しや事業を考える」
みたいなスタイルです。
資格が魅力的に見えた時、冷静に考えてみてください。習得に何時間必要で、試験は年何回あって、それで取ったとして「副業で」その資格をどのように使えるのかを。次回は年収への誤解について
多分、ほとんどイメージわかないと思います





